心を折るくらいでは細い骨さえ砕けず、
気づけば勝手に生きている。
体が揺らぐと重力に合わせてステップが始まる、
私たちは転ばないように踊るすべを覚えた。
三拍子を二本の足でさばけるのが不思議だ。

いつも少しだけ余計であることが永遠へ続き、至らないでいれば十全に夢見ていられるからどこまでも継ぎ足してしまう。